人生における転換期と厄年

耳にしたことはあるけれど何となく文化として捉えている部分もある厄年は、意外と侮れない風習です。女性の場合、数え年で19歳・33歳・37歳が本厄に該当します。数えですので、実際の年齢に1を足した年齢、あるいは先の年齢から1を引けばよいと考えると分かりやすいでしょう。厄年は本厄の前後一年を範囲として、難題にぶつかりやすい年齢のことを示しています。その正確性は科学的に実証されてはいませんが、厄払いに行こうとしている、あるいは行ったという人も後を絶ちません。

女性の場合、最初の厄はちょうど高校卒業の頃にあたり、社会人として世の中に出たり、大学生や専門学校生という新たなステージに到達する年頃になります。肉体的にちょうど成熟を迎えるため、子供をもうける人もいるでしょう。それらに伴う肉体的・精神的な大きな変化が、厄と呼ばれる災難として顕在化しやすいのです。次の厄は三十代の頃に連続して訪れますが、この頃はちょうど自身が子供を産み育て、あるいは社会的に責任のある立場についている人が多くなっています。また、悲しいことではありますが、自身や結婚相手の親が介護を必要とする、亡くなってしまうことも少なくありません。心身ともに大人として生活をしている年代ですが、各種の疲労や悲しい出来事による精神的なショックが、様々なところで現れてきます。人によっては自分自身が病、特に婦人病に見舞われてしまうこともありますので、厄年の頃は疲れやすく無理がたたりやすい時期だと考えるとよいでしょう。

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